12月13日(土曜日)、
あいち生協の理事さん職員さんと一緒に、
豊川海軍工廠跡地見学会に参加しました。
市役所に集合し、バスに乗って、名古屋大学太陽地球環境研究所へ。
バスを降りてすぐに、火工部へ続くトンネルを抜けて、
薬筒乾燥場を見学しました。
もしもの爆発に備え、壁は厚く、屋根は薄く、四方は土塁に囲まれています。
火薬庫、街灯など、当時のままの遺跡を見ながら、お話を聞きました。
お話をしてくださったのは、豊川高校の社会科の先生です。
とても印象的だったのは、当時の防空壕跡です。
深さ1.5m程の両端が開いている横穴で、
爆弾を防ぐには、とても心細い防空壕でした。
1945年8月7日、26分間に3,256発もの500ポンド爆弾が落とされ、
工廠は大きな被害を受けました。
その時に地面に開いた大穴と浅い防空壕の差を見ると、
人命軽視だったことがわかり、何とも言えない気持ちになります。
2500人以上の犠牲者が出て、学生も多く亡くなりました。
今、この場所は、名古屋大学太陽地球環境研究所になっており、
その設備も見せていただきました。
「いつかノーベル賞獲れるかも。応援してくださいね」
との名古屋大学の先生のお声に、朝からずっと真面目に聞いていた参加者たちの笑い声が響きました。
パールハーバーの日から近いこの日。
普段は見られない施設を見せていただき、とても勉強になりました。
若者が多く亡くなったこの地にいて、
ずっと平和が続きますように、
今起こっている戦争が早く終結し、
みんなが幸せに暮らせるように、祈りました。