5月14日、
2019年度 東海・北陸ブロックライフプランニング活動交流会に
参加してきました。
そこで講師の先生からお聞きしたことです。
起震車などで震度の体験をしたことはありますが、
家具が何もないところでの体験です。
自宅で家具の固定をしてあっても、テーブルや椅子、
小さい家具まで固定してありませんよね。
それが動き回るのだそうです
棚の中のものも飛び出して落ちてきます
このような具体的なお話をたくさんしてくださいました。
病気や事故のリスクについては考えるが、
地震への備えはしていない人が多いそうです(私もそうです)
地震以外にも、気候変動により、今後も災害が減ることはなく、
被災する確率が上がると考えて、
何度被災しても生活再建できる体力が必要だと仰いました。
そのためには貯蓄と保障で備えることになりますが、
貯蓄だけでは難しいので保障が必要になります。
想定される被害を保障するものか、充分な補償額か見極めてください
被災生活にかかる費用としては、
まず当面の生活が確保できたまでにかかった経費が200万円以上、
住宅再建にかかる費用は全壊・大規模半壊・半壊にかかわらず
2,000万円以上という金額が多かったそうです。
講演のテーマは『女性の防災と、お金への備え』、
講師は危機管理教育研究所代表 国崎信江先生でした。
なぜ女性の防災なのか?と思いましたが、進んでいくうちにわかりました。
被災生活が子どもに与える影響は、大人に与えるもの以上に大きく、
将来にわたるものです。
家具の固定や、固定した家具からの中身の飛び出し、
インテリア小物や照明器具の素材を考慮するなど、
家庭内での被災をできるだけ小さくするには女性の防災意識の向上が重要です
また、残念なことですが、避難所生活の中で、
女性や子供に対する性犯罪が起きていることもお聞きました
被災をできるだけ少なくするために、コツコツと備えましょう。
午後は藤川太先生による『消費者をとり巻く社会経済情勢と暮らし・家計への影響』
というテーマの講演をお聞きしました。
人口動態や世帯人員、家族形態、所得等多くの統計調査結果を基に、
今後の社会がどう動いていくのかという内容でした。
すでに日本は人生90年時代に突入し、医療費・介護費が激増し、
年金支給開始年齢は将来75歳へと変わっていき、
働く期間も当然現在の40年間から45年間
さらには50年間から60年間働く時代に変わっていくそうです(オーこわっ!!)
この講演の翌日、安倍首相が、財界の重鎮を前にして「70歳までの雇用を」と
話している姿をテレビのニュースでを見ました。とってもタイムリーでした。
少し前、労働統計調査の不正の話が国会で取り上げられて議論されていました。
この講演で、統計調査の結果を基にして政策が決められるということがよく判り、
あの問題はとても重要なことだったと実感しました。
お話の中で興味深かったのは、現役男性の必要保障額が低下し、
逆に共働き世帯の女性の必要保障額が高くなっているということでした。
その後参加されたLPA(ライフプランアドバイザー)の方々と
グループに分かれてワークショップをして終わりました。充実した1日でした。
私の能力不足で素晴らしい講演の内容を的確に伝えることができず申しわけありません
まだ5月なのに、この暑さ、本当に気候変動によるものなのでしょうか?
朝夕の気温差に気をつけてお過ごしください