こんにちは
日本中が大いに沸いていた10連休が終わりましたね。
私と友人たちの挨拶言葉は「どこにも行かなかったよ」というのが、決まり文句です。
友人たちは、家族を迎えるためにしっかりと働いていたようです。(私もね)
さて、
今月のマネーレポートは、「がん」の治療費について、調べてみませんか?というお誘いのレポートです。
「がん」は、医療技術の進歩によって治る病気になりつつあるようです。
でも、それにより、
治療にかかる費用や治療中、治療後の就業など
お金の面についてしっかりと知識をもって、対策をとることが大変重要になってきています。
「がん治療費.com」というサイトを知りました。
このサイトの運営者は公的なところではありません。
(株式会社エース・フォースという会社でした。ウェブのマーケティング会社)
あくまでも がんの治療費の金額について 参考サイトとして紹介します。
私は、こんなにもはっきりとがん治療費の金額が示されていることに驚いたのです。
サイト運営者はこの金額はおおよその金額を算定したもの(診療ガイドライン、専門医師のアドバイス等により作成しているとのこと)
実際の治療費金額がこの算定したものと同等水準になることを保証するものではないと明記されています。
あくまでも、ご参考に!です。
さて、そのホームページにも
がん治療には、必ず利用したい「高額療養費制度」というページがあります。
やはり、
高額療養費制度は重要ですね。
この制度はがん以外の場合でも知っておくべき制度です。
この制度は、月単位の申請です。病院や薬局での窓口で支払った金額が対象です。
70歳以上の方と未満の方、また、年収により計算式も異なります。
日本経済新聞の3月30日版にこの高額療養費制度について記載されていました。
その中で、これは!と、感心した記事がありましたので、紹介します。
医療費の高額支払いが負担になるので、
事前に加入する医療保険に申請して「限度額適用認定証」を入手して「保険証」と一緒に提示することがベターな方法だと思っていましたが、
記事は、
最近はクレジット払いができる医療機関も増えているので、「認定証」を使わずカード払いでポイントを得てから、高額療養費を申請することもできると書いてあったのです。
なるほど、なるほどです。
さて、
がんの治療方法には、手術療法・化学(薬物)療法・放射線療法 があります。
がんの3大治療法です。ですが、
最近では、がんゲノム医療という 最新のがん治療の革命として注目されています。
個人個人の遺伝子検査を行い、その人に合った治療方法、最適な治療薬を使って治療する方法のようです。
ただ、がんゲノム医療中核病院として、日本で11病院が指定され、
がん遺伝子パネル検査を実施できるようになったというぐらいで、
公的医療保険の対象外であることも多いようです。これは自由診療となります。
これから開発されていく治療法です。
最新医療としてオプジーボも話題になりましたね。高額な治療費ということでした。
がんの治療費で問題になるのが、保険診療・先進診療・自由診療による医療費です。
どんな治療でどのくらいかかるのか?これは保険診療ですむのか?自由診療で実施すべきなのか?悩ましい問題です。
そのような治療費についても、「がん治療費.com」のサイトに
部位別に治療方法と治療費が記載されていました。
治療総額○○○○円 1年目○○円 2年目○○円 3年目○○円 5年目○○円。
この概算治療費を見ると、やっぱりお金はかかるのだな!と納得してしまいます。
それと同時に、日本の国民皆保険制度のありがたさを痛感するとともに、公的医療保険制度を理解することがまず第一歩だと思いました。
やはり「がん治療費.com」のページに
治療費が高額になると税金が戻ってくる「医療費控除」のしくみも書いてありました。
この制度は、
確定申告をすることにより、支払った税金を戻す制度です。
がん以外の治療費でも大切な制度ですから、押さえておきたいところです。
計算式は
(1年間に支払った医療費の金額-保険金などで補填された金額-10万円)最高200万円までです。
さて、
がん治療で、よく耳にするお金の問題として、治療費以外の支出も結構あるようです。
次のデータは、保険比較総合サイトの「がん患者アンケート」の結果からの抜粋です。
(ニッセンライフ・NPO法人がん患者団体支援機構がアンケートを実施)
平均金額として
年間・・交通費・宿泊費が23.2万円
健康食品やサプリメントが15.3万円
保険適用外の漢方薬が12.2万円
ウィッグ(かつら)が19.3万円 総額の平均は約54.6万円です。
最後に、
がん治療においての就労も大きな問題です。
「がん対策基本法」という法律をみなさん知っていますか?
2007年にがん対策を総合的かつ計画的に推進するためとして、施行されました。
全国どこでも同じ医療が受けられる環境整備なども目的になっていたようです。
そして、2016年12月に「改正がん対策基本法」が施行され、
がん患者の雇用の継続等に配慮することを事業主の責務、ということが盛り込まれたようです。
働く人ががんになっても雇用が継続できるよう配慮することが明記されたのです。
がんに対する意識を変えていかなくてはいけないと思っています。
スマイルばぁばは、まだ、がんというと不治の病というイメージが浮かびますが、
これは、完全に払拭すべきですね。
新しい治療法が次々に開発されています。
がん治療においては、どの治療法を望むのか、医師と十分に相談し、最終的には
個人で判断しなくてはいけない場面もでてくるであろうと容易に推察できます。
その際には、治療法の情報と共に、治療費に関するお金の情報も重要なポイントです。
アンテナを日頃から高く立てておくことですね。
今日も、最後までお付き合いありがとうございました。では、また。