2017年11月17日(金) 地下鉄日比野駅近く、
中央卸売市場本場の敷地内にある食品衛生検査所に行ってきました。
検査所は右側の建物の中にあり、この奥には卸売市場があります。
ここは名古屋市の健康福祉局という部門の中にあり
ここでお仕事をされている方は、薬剤師や保健師など
いろいろな資格を持っている方がたくさんいらっしゃるそうです。
主な仕事は、流通している食品の監視と収去(しゅうきょ)。
収去とは、市場や店舗などから該当する食品をとることです。
それを検査したり、今回のような学習活動もしています。
卸売市場のものだけでなく、各区の保健所からも持ち込まれるそうです。
検査は魚などのなま物がたくさんあります。
加工品の検査もあり、右下のは学校給食用のゼリーです。
食中毒予防についても説明がありました。
検査をしても家庭での注意が大切ですね。
細菌の検査は、菌の種類によっていろいろあるそうです。
添加物は、量はものすごく少ないですが、基準以内かしっかり検査します。
25mプールに角砂糖1つ、すごく厳密な検査ですね。
ちょうど見学したときに、下の写真のように食品を刻んでいました。
なんだか調理実習のようでした。
その後いろいろな機械で検査します。
きれいな色は着色料をクロマトグラフィーという方法で調べたものです。
不自然な着色、しかも発がん性が疑われるものは口にしたくないですね。
食品中の放射性物質の検査は、今も17都県のものが対象です。
とても説明が丁寧でしたが、検査の内容は難しかったです。
いよいよ体験学習です。
今回はお米についての学習と体験です。
とても丁寧でわかりやすい説明でした。
どのお米が新米か当てるクイズ。
なんと全員不正解・・・
色をつけてどのくらい酸化しているか調べると簡単にわかりました。
家庭で作るおにぎりとコンビニおにぎりの違いを見ました。
どうやって作ってどんな流通をしているかなどの話も聞き、
やはり家庭で作って早く食べるのが一番だなぁとしみじみ思いました。
体験学習の種類はたくさんあり、申し込めば誰でも行けます。
といっても予約が一杯でなかなか参加できません。
来年度、組合員のみなさんと一緒に行きたいと思い、
計画を立てています。
貴重な機会なのでぜひ参加してください。
お仕事中お忙しいのに、しっかり説明が聞けてよかったです。
また作業中にいろいろ話しかけてすみませんでした。
お世話になり、ありがとうございました。
これからノロウイルスなどの対策が必要な時期になりますね。食品自体の安心に加え、検査をきちんと行った上での安全の大切さがわかる内容ですね。化学のことは難しいですが、写真を見ることでイメージがしやすくなりますね(^_^)