寒くなって来ましたね~。
愛知、名古屋のソウルフードといえば、なんといっても"味噌"ですよね。
この時期、お味噌汁、味噌田楽、味噌おでん、味噌煮込みなど…、心身ともに温まるお料理に大活躍です。
アイチョイスでも、いろんなお味噌を扱っていて、どれもそれぞれに美味しい~のですが、
今回"くいしんぼ"では、豊田にあるこだわりのお味噌屋さん、「野田味噌」さんの見学に行ってきました
野田味噌さんの商品は皆さん御存知ですか?
下の写真にもある、「粒豆みそ」や、「四季の味噌たれ」を商品案内でよく見かけますね。
私は「粒豆みそ」のファンです
野田味噌さんの会社にお邪魔して、野田味噌さんより、まずは味噌についての基礎知識をとても詳しくご説明いただきました。
地方によっての味噌の違い、使われている麹の種類などを学びました。
麹にも米麹、麦麹などがありますが、やはりここ愛知県では、八丁味噌でみなさんよく御存知の大豆麹をつかったお味噌がメインですね。
野田味噌さんでは、多くの市販の味噌で行われている速醸ではなく、
じっくりうまみを引き出す「天然醸造」にこだわっておられます。
その分、時間も手間もかかりますが、調味料を添加してごまかす必要の無い、コク・香り・うまみの深いお味噌ができるそうです。
原料の大豆は、国産・中国産のみを使用しているそうです。
中国産というと、抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、そこはきちんと厳選したものを使用されています。
また、季節によっては、国産大豆よりも中国産のほうが状態が良いこともあるため、とのことでした。
もちろん遺伝子組み換え大豆は使っていません。
次に工場内の見学です。
大豆を選別・洗浄する装置や、蒸す、巨大な蒸し器を見学しました。
味噌玉に種麹を根付かせた黄色いボール状のものも見せていただきましたが…、この麹の付け方に野田さん独特のコツがあるそうで、
企業秘密なので、残念ながら写真はお見せできません…フフフ…。
皆で少しずつ食べてみましたが、ほんのり甘くて、お豆の味が美味しかったです。
塩・水とともに味噌玉を木桶に仕込むのですが、味噌蔵は凍えるような寒さ。
その中にずっと昔から使われている貴重な木桶がずらりと並んでいる様子はとっても壮観でした。
木桶は全部で400本ほどもあるそうです
なかなか見られない光景。
だけど木の感じがなんだか懐かしく、寒いのもあまり気にならず、むしろ心が落ち着くような気持ちがしました。
古い桶はとても貴重で、壊れたらもう修理も困難なので、大切に使っていらっしゃる、とのことでした。
味噌が熟成してくると「たまり」が出てきます。
巨大な木桶から、ほんのわずかしかとれない、かなりの貴重品です。
そんな貴重なものを、皆で少しずつ味見させていただきました
角が無く、コクのなかにも、どこか甘みや香ばしさを感じる美味しさでした
工場見学のあとは、工場長さんにお手伝いいただきながら味噌作り体験です。
味噌玉を皆で細かくし、少しずつ桶にいれ、塩と水を混ぜ、杵でエイエイとつきます。
なかなかの力仕事です。
皆で交代で行ったのですが、途中でくじけそうでした。
木桶の中で、中の空気を抜くようにギューギューと押してつめていきます。
だいぶ桶がいっぱいになってきました。
ようやく仕込み終わりました。
心なしかなんかもう美味しそうな気がします。きれいだな~
美味しいお味噌ができるのは1年後、とのこと。楽しみです
最後に皆で記念撮影。
仕込み終わった充実感がにじんでいるでしょうか。
外にずらりと並ぶ桶の前でも記念撮影。
とても楽しく、ためになり、充実した、そして美味しい学習会となりました。
野田味噌さん、ありがとうございました