くいしんぼでは毎年恒例となっている”梅漬け講習会”。
「一度は自分で梅を漬けてみたいわ」、という方が多いのか、毎回安定の人気企画となっております。
今回も皆さんおなじみの大紀コープファームさんを講師に招いての講習会となりました。
毎回梅漬け(梅干)と梅ジュースを作ります。
まずは大紀コープファームさんが、工場での梅漬けの様子をご紹介くださいました。
今年も大紀さんが、この講習会に丸々としたきれいな梅を持ってきてくださいました。
梅漬けには生の梅(下の写真右)を、梅ジュースには冷凍梅(下の写真左)を使用します。
梅は一度冷凍することで繊維が壊れ、エキスが出やすくなるため、梅ジュースには冷凍梅が適しているとのことです。
梅漬け、というと構えてしまうかもしれませんが、作業工程はとてもシンプル、かつ簡単。
まずは梅をつけるたるを洗いホワイトリカーで消毒します。
そして洗って水気をとった梅のへたを取り除き、塩をまぶす、それだけです。
この講習の場でできることは「以上」です。
ひとつひとつの工程はきわめて単純なのですが、おいしい梅をつけるためには、この後ご自宅での皆さんのひと手間が必要です。
梅酢が上がった後、梅を天日に干したり、もみしそをまぶしたり…。
カビを生やさないようにどのようなコツがあるか、カビてしまった場合にどのような対策があるか…。
参加者の皆さんから、活発に質問が出ていました。
もみしその作り方、梅酢の入れ方の説明もありました。
そのほか、白梅や減塩梅の作り方の説明もしていただきました。
減塩については特に関心が高く、毎回質問の出る事柄です。
添加物を使えば簡単なのかもしれませんが、すべて自然の安心な材料で作る場合はなかなか難しい面があるようです。
大紀コープファームさんも試行錯誤されているとのこと。
梅ジュースは梅漬けよりもさらに作り方は単純で、梅に砂糖をまぶして瓶にいれ、あとはお家で1日1回天地をひっくり返してもらうだけで完成です。
夏場炭酸や水で割って飲んでもよし、寒天を使ってゼリーにしてもよし、しかも無添加なので子どもにも安心で、とても重宝します。
下の写真は、今回大紀さんの梅で漬けた我が家の梅干です。
とても大きく、実が柔らかく、おいしい梅干ができて大満足です。
梅干の副産物である赤梅酢も、我が家では欠かせない調味料のひとつとなっています。
うちでは赤梅酢で簡単酢飯をよく作りますよ~。
今回の講習会をきっかけに、梅漬けをはじめて作ってみて、「梅漬けって意外と簡単なのね」と思われた方も多いのではないでしょうか。
あとは自分なりに工夫しながら、梅漬けライフを毎年楽しむ方が増えていくとうれしいなと思いました。