6月30日大紀コープファームさん「梅漬け講習会」ご報告
梅雨真っ最中ですね。
この時期、私がソワソワするのは、この魅力的な実のせいです 🙂
ということで、今年もくいしんぼ恒例、大紀コープファームさんによる「梅漬け講習会」を開催いたしました
今回もはるばる奈良の大紀コープファームさんから、講師の中本さんが来てくださいました。
今回も例年通り、梅ジュースと梅干しの2種類を作ります。
この黄色い完熟梅は梅干用です。
そして下の写真の青い冷凍梅は梅ジュース用です。
梅を冷凍することによって梅の組織が壊れ、よりエキスが出やすくなります。
そして梅ジュースには青梅を使用したほうが、よりさっぱりとした味に仕上げることができます。
どちらの梅も大紀さんが頑張って減農薬で育てられている、肉厚のふっくらとした南高梅です。
まずは梅ジュースから作りますよ。
作り方。梅を軽く洗い、水気を拭いたら、同量の砂糖と一緒に保存容器に入れる。
以上。
…あまりに簡単で拍子抜けしますが…、あとは3週間ほど、天地を返しながらエキスをだしていけば完成です。
砂糖は白いものを使用したほうが色よく、味もすっきりしているかもしれません。
今回は、アイチョイスでも販売されている「ビートグラニュー糖」を使用しました。
次に梅干を漬けます。
まずは容器をホワイトリカーで消毒。
梅を洗ってしっかり水気を取りヘタを取ります。
自宅でひとりだとおっくうな作業も、みなさんとおしゃべりしながらだと楽しいですよね。
梅の下処理が済んだら、梅・塩・梅と交互にたるに入れていき、最後(一番上)に塩がくるようにします。
今回の塩は、おなじみの沖縄の塩「シママース」を使用しました。
塩の量は梅の20パーセントほどが目安です。
減塩梅干にチャレンジされてもですが、初心者ならまずは20パーセントくらいで作られたほうが安心です。
この講習会でできることはここまでなのですが…、その後ご自宅で行うことの説明があり、また活発な質疑応答も行われました。
中でもカビ対策は毎回熱心に質問の出るところです。
さて、梅に塩をまぶした梅、1週間ほどすると白梅酢が上がってきます。
下の写真は、白梅酢が上がった状態の梅です。
全体に梅酢が回れば、もうカビの心配はほとんどなくなります。
そして土用干しを経た、白梅です。
白梅のほうがお好きな方はこのままで召し上がられても。
白梅に紫蘇をまぶし、白梅酢をそそいでしばらくしたら赤い梅干しの完成です。
そして先ほどから出てくる梅酢ですが、梅漬けの貴重な副産物です。
赤梅酢はお料理によく活用されるので、商品として市販されています。
↓アイチョイスの商品ではないですが、こういうものです。
しかし、紫蘇を入れる前の白梅酢、これもお料理に活用できるんですよ。
赤梅酢より少しフルーティさが残っているように思います。
ドレッシング、野菜の浅漬け、ご飯に混ぜて炊く(腐敗防止)、おにぎりの手水、熱中症予防にお茶やドリンクに少量入れる…などなど、いろいろな用途が。
その他うがい薬として使うこともあるようです。めちゃめちゃしょっぱいですが…。殺菌作用がありますからー。
白梅酢、かすかにピンク色です。
紫蘇について。
今回皆さんには大紀さんの「もみしそ」を配布するので、楽チンなのですが…。
生の紫蘇の葉を使用する場合の手順も説明しました。
まずは水洗いした紫蘇に塩を少量入れて揉みます。
最初の塩もみであくがでます。あくでにごった水分を捨てます。
再度塩を追加して揉みます。
すると今度はあくのないきれいな赤い水分が出てきますので、それでもみしそ完成です。
終始熱心な皆さんととても有意義な講習会を行うことができました。
この後皆さんがおいしい梅ジュース、梅干を順調に完成されることを願っています
また結果など、フィードバックいただけるとうれしいなあ~。
そうそう、今回の講師の大紀コープファームさん、梅以外に柿やねぎなども作っておられます。
また、生鮮食品以外にも、さまざまな加工品を製造されています。
家族にも安心して食べさせられます。
そんな大紀コープファームさんの商品、また商品案内で見かけたらぜひ試してみてください