負担増+給付減の流れは加速する!とのこと。
くらしの見直し委員会のメンバーは、
藤川 太 先生の講演会 に参加。
(ファイナンシャルプランナー)
藤川先生がお話された内容を報告したいと思います。
社会保障には、4事業がります。
① 年金 ② 医療 ③ 介護 ④ 子育て です。
この係る費用の推計として
10年後 2025年(平成37年) には、
29兆円増えると試算されています。
特に 医療と介護の増加 がすさまじい。
医療+14.5兆円 介護+9.3兆円 年金+3.9兆円
年金については、法の改正などで抑える方向に
着々と動いていくようだ
と藤川先生のコメントです。
<注目の改正項目>
① マクロ経済スライドの導入
→ 今、40代の人たちの年金は、現在もらっている人より、
20%ぐらい下がる可能性大
② 厚生年金適用対象者の拡大
2016年10月~
従業員501人以上の企業、週20時間以上、年収106万以上
2024年4月~
さらなる適用拡大を検討している。→ 年収70万以上
③ 支給開始年齢の引き上げの検討
2050年68歳以上?
④ 高齢期の保険料拠出
基礎年金の納付年数の上限を40年から45年に延長し、
年数が伸びた分、基礎年金額が増額する仕組み
続いて、
医療と介護に関しての法の改正はどのように進められている
と思いますか?
ここで、
藤川先生は
負担増+給付減の流れは加速する!
とお話されました。
⇒ 民間の自助努力がさらに求められる時代に
⇒ 保険や共済の役割は増す一方
⇒ ところが、若い人で保障不足の人が増えている
私たちLPA(ライフプランアドバイザー)の出番です。
というお言葉をいただきました。
では、
実際にどのような医療保険制度に関する改正案があるのか、
項目だけ並べてみます。
国民健康保険の安定化
(平成30年より都道府県が財政運営の責任主体となる)
後期高齢者支援金の全面総報酬割の導入
負担の公平化
入院時の食事代の引き上げ
紹介状なしの大病院受診時の定額負担
標準報酬月額の上限額引き上げ
その他
その他は、いくつかありましたが、
なるほどと、思ったものを書きます。
予防・健康づくりの促進という項目です。
予防・健康づくりに関する被保険者の
自助努力への支援を追加とあります。
がんばった人にご褒美を!?というねらいですね。
メタボリックシンドロームと医療費についての表
メタボの人はそうではない人より、約10万円医療費が高い
もうひとつ、都道府県別平均在院日数表が提示されていました。
高知県の平均が50日で全国1番高く、全国平均が30日でした。
世界平均が7日~10日です。
都道府県が財政運営の責任主体と言うことから、
国民健康保険料も介護保険料も
都道府県ごとに格差ができる可能性がみえてきますね。
国として、どうしたいのか?少し透けて見えますね
さて、
平成27年から12桁のマイナンバーが通知されます。
このマイナンバー、今後どのように広がっていくと思いますか?
平成28年から、社会保障、税、災害対策の手続きで利用されます。
貯金口座への適用は2018年から任意、2021年からは強制(予定)
将来的には診療記録へ適用し、二重診療を防いだり、
社会保障に資産が加味されるようになるそうです。
資産のある人は、基礎年金額の減額、
後期高齢者医療の1割負担が2割3割負担へ などが考えられますね。
藤川先生が
---厚生労働省のホームページには、色々なデータ、資料などが掲載
されてます。一度ご覧ください。とおしゃっていました。ーーーー
最後に、
ここまで読んでくださってありがとうございます。
私たちメンバーは、
社会保障改革によるくらしの変化 に対し、
みなさんと一緒に勉強し、自助努力していきたいと思っています。
これからも活動をしていきますので、よろしくお願いします。
10月29日 講演会開催
「がん告知、その時、あなたは?!」
大腸がん告知 入院手術の体験者である
いちのせかつみ先生は
お笑い系ファイナンシャル・プランナー
「ゆかい亭マネー」 という芸名でも活躍していらっしゃいます。
がん治療での医療費の明細、社会保障などの給付、そして医療保険など
ドキュメンタリーを勇気のでる大阪弁でおしゃべりします。
ご都合つけて、是非ご参加ください。