こんにちは!
桜吹雪の下で、お弁当をいただきました。
コップの中に浮いている花びらを、ぐびぃ-と飲みほし、
おかずの上の花びらをもぐもぐと、
たくさんの花びらがひらひらと落ちるさまは、幸せ感、満載です。
いい季節です。
さて、先日、先輩とランチ、
帰り際に、このような会話を
先輩:「あの年金保険どうした?」(同じ私的年金保険に入ったので)
先輩:「もうあと1年で年金終了になる」
私 :「受給は遅らせ、65歳にして、期間は20年にしたよ」(個人年金保険で、60歳から受給できるのですが、受給時期を延ばすこともでき、また、15年、20年、25年、終身と選べるものでした)(終身ということも考えたのですが、民間の年金保険は生きているのか死んでいるのかの≪現況届≫の提出が義務付けれれています。その現況届が、高齢になると手続きができず、最後までもらえない人があると聞き、20年としました。)
先輩:「やっぱり、そうか・・・・」
先輩:「絶対早くもらった方がいい、もらえるものは何でも早くと思ったから、でも、もう年金終わるの」
先輩:「そんなに長生きはしないと・・・、あの頃、寿命68歳だったかな?」☚これは完全に勘違いですが、
私 :「そうだね、もう、100年寿命の時代がくるからね」
先輩:「もっと、考えてプラン練ればよかった」
過去のランチでは、私は
国民年金受給(老齢基礎年金)を繰り下げすることのメリットを話したのです。
そこでも、「もらえるものは早くもらわないと損するから、そんなのしないよ」と言っていました。
国民年金は、終身ですから、大丈夫ですが、
「年金、何歳からもらう?」というこのテーマ、なかなか奥が深いです。
日本年金機構が支給開始年齢を、65歳に引き上げるように、着々と段階を踏んでいます。
完了するのは、男性が2025年度、女性が2030年度です。
日本では国民皆年金が確立したのは1961年、当時の男性の平均寿命は65歳前後、年金開始年齢は55歳。
仕事を辞めて天寿を全うするまでの10年ほどを年金で生活するのが一般的な生活設計であったようです。
現在は平均寿命が男性81歳、女性が87歳です。65歳まで勤め続けても、20年以上年金生活です。100歳となれば30年以上です。
国が年金を70歳を過ぎてから、もらえることができる制度も検討するということを言い出すのも、ちょっと頷くことができるほどの高齢化です
では、
年金を早くもらうには
1 自営業者の場合
老齢基礎年金は65歳からの支給が基本
「繰り上げ支給制度」
60歳から64歳までの間で繰り上げ支給として請求できる。
年金額は減額され、一生涯続く。
1か月繰り上げで0.5%(最大30%)減額
<例>老齢基礎年金年金額60万円もらえる人が、60歳ちょうどで請求した場合42万円、62歳11か月で請求した場合52万5千円となります
2 サラリーマンの場合
繰り上げ支給の請求ができるのは、特別支給の老齢厚生年金がもらえる人
男性1941年4月2日~1949年4月1日生まれ、女性1946年4月2日~1954年4月1日生まれの厚生年金の被保険者に限られる。
老齢基礎年金は自営業者と同じで、生年月日に関係なく請求できます。
年金を遅くもらうには
「繰り下げ支給制度」
老齢基礎年金と老齢厚生年金、どちらにも繰り下げ支給制度があります。
65歳から最高70歳まで遅らせることができる。
1か月遅らせるごとに年金は0.7%ずつ増額、増加した年金額は一生涯続きます。
66歳で108.40%アップ、68歳で125.20%アップ、70歳で142.00%アップです。
ただし、老齢厚生年金の特別支給には、繰り下げ制度はありません。(上記に2に記載した人)
繰り上げ、繰り下げの損得 何歳が分岐点
老齢基礎年金においての試算
満額受給額で計算
・60歳から繰り上げ支給の場合 年金額54万6070円
受取額の累計 75歳で873万円 80歳で1146万円 82歳で1255万円
・65歳受給 年金額 78万100円
受取額の累計 75歳で858万円 80歳で1248万円 82歳で1404万円
・70歳で繰り下げ支給の場合 年金額 110万7742円
受取額の累計 75歳で664万円 80歳で1218万円 82歳で1440万円
繰り上げ支給の場合は、損益分岐点は75歳の間です。繰り下げ支給は81歳の間が損益分岐点で、以後毎年32.8万円得になるということです。
これを、どのように捉えるか、
自分の健康状態、資産内容などと照らし合わせて一考する価値があると思いませんか?
あなたは、年金、何歳からもらうつもりですか?
どうぞ、考えてみてください。
私は、
夫に「老齢基礎年金は65歳からもらってね。私は、70歳からもらうから」と伝えました。
おひとり様になる可能性は、私のが高いと思っているからね。
今日も、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
では、また、