こんにちは
「命にかかわることもある危険な暑さ」というフレーズ、
昨年まではあまり聞くことがなかった、このフレーズが、
毎日テレビからアナウンスされています。
私の中では、暑さが体を蝕む病原菌のようなイメージになりつつあります。
子どもの頃は、暑さの中で元気に遊べ、真っ黒になれ!ということで、毎日外遊びをしていましたが、
今はチョット無理ですね。
昔、読んでいた漫画本(萩尾望都作スター・レッド)で描かれている都市の上空にバリアーがズ~と続いていた絵を思い出しました。
この漫画のようなバリアーつきの都市がいつかは必要になるのだろう?と思ってしまいました。(スター・レッドは火星の話でしたけどね。)
さて、マネーレポートです。
今回のスマイルばぁばのマネーレポートは国民年金の「後納制度」とは、
「後納制度5年」 今年の9月で終わりになります。特例措置です。
本来は、後納制度2年です。
後納制度とは、何か、説明したいと思います。
これは、漢字の意味そのままです。
払わなかった保険料を後から納める制度のことです。
国民年金の保険料は2年過ぎると時効になり、納付できなくなります。
それを、5年遡って未納になっていた月の保険料を支払うことができるのです。
それが、できるのは今年の9月までですよ。ということです。
ここで、国民年金のことがはっきりわからない?
自分が未納かどうかもはっきりわからない?という人もいますね。
これがわからないと後納制度のメリットもわからない。
日本の公的年金制度は、「国民皆年金」です。
①20歳以上の全ての人が共通して加入する国民年金
②会社員や公務員などが加入する厚生年金
この①と②で「2階建て」と呼ばれる構造になっています。
国民年金の保険料は、20歳になりましたら、全員保険料を納めます。
保険料は1カ月16,490円です。
「支払いができない」「お金がない」という場合は、免除申請をしなくてはいけません。
この場合、将来受け取る年金額は減少しますが、保険を支払った期間としてカウントしてもらえます。
老齢基礎年金を受給できる資格は10年間以上の期間が必要です。
老齢基礎年金を満額(779,300円)受給できるのは、40年間支払い期間が必要です。
会社員・公務員など働いている人、あるいはその配偶者の方は、国民年金の保険料の支払いは勤め先で行っているので必要ありません。
自営業者の方・学生・フリーターの方は保険料を支払う必要があります。
国民年金の説明は、ここまでにしておきます。
続いて、未納しているのかどうかわからない?という人は
1年に1回誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」で確認してください。
加入期間が記されていますので、確認できると思います。
もっと詳しく知りたいなら、ねんきんネットを利用することをお勧めします。
未納月までわかります。
では、本題です。
この後納制度を利用できるのは誰か!ですね。
20歳以上60歳未満で、5年以内国民年金の保険料を納め忘れや未加入期間がある 方。
60歳以上65歳未満で、上記の期間のほかに任意加入中に納め忘れの期間がある方。
65歳以上で、老齢年金の受給資格がなく任意加入中の方〈60歳以上で老齢基礎年金を受給している人は対象ではありません)
この方たちが対象者です。
そして、
後納することで、どんなメリットがある?と思いますか。
メリット
将来受け取る年金額が増額する。
国民年金は、保険料を納めていた期間によって受取額が変わります。
後納制度は、年金額を増額できるチャンスと言えます。
国民年金は将来どうなるか分からないと思っている人もいます。
だから、高い保険料支払いたくない。という方もいます。
でも、国は保険料の2分の1の額を国庫負担(税金)として出しています。
自分の老後、蓄えることも大変重要ですが、
基礎年金を増やすことも十分検討すべきだと思います。
終身お金がもらえるのは、公的年金です。
今日も最後まで、
スマイルばぁばのマネーレポートお付き合いいただきありがとうございました。
いつまで続くやら、
命に関わる危険な暑い日は!
みなさん、十分にお気を付けください。