7月7日(日)三重県桑名市の赤須賀漁港にて、
「三重県漁業協同組合連合会」(通称:三重県漁連)と「赤須賀漁協青年部」
の皆さんのご協力いただき、「シジミ漁見学と勉強会」を開催しました。
雨でも強風でも中止になってしまう、
イチかバチかの乗船企画
当日は、皆さんの「日頃のおこない」のおかげで快晴です。
ちらほら熱中症の話題も出始めてきた時期ですので、
まずは日陰に集合 一日のスケジュール等を説明。
ではでは、さっそく乗船準備をしちゃいましょう。
大人も子どもも、きちんと救命胴衣を着用します。
3艘に分かれて乗船です。
「チャンチャン」「ウンテン」と呼ばれる漁具を使用しています。
《棒の先にジョレンがついた道具を川底につけて、船が進む力で引っ張る》感じ、でわかりますか?
海の…イエイエ 川のオトコです
すっごく近くで漁の様子を見ることができます。
ヨイショーと引き上げます。 いっぱい入っているかな?
石ころとか木とかもたくさん入ってくるので、船の上で選別します。
りっぱなシジミの登場です!!
シジミ漁の体験と一緒に、長良川河口堰も見学させてもらいました。
実は、赤須賀漁協と河口堰には切っても切れない関係があります。
★長良川に生きる、ハマグリとシジミ漁を営む赤須賀漁協は最後まで建設に反対しました。
しかし全長661m、1500億円を投じて建設された鉄の塊は、平成7年から運用を開始されました。
そこで赤須賀では秋田組合長を中心に、乱獲を防ぐルールを作り、独自に養殖に取り組み、
変わり果てた河口で生きる道を模索しました。
並大抵ではない努力を重ねた結果、絶滅寸前まで追い込まれた漁獲も徐々に回復し、
今では若い漁師達も増え、浜に活気が戻り始めているとのこと。
しかし、政治はブレ続け、2011には建設を推進してきた愛知県が環境意識の高まりと
水余りを背景に、開門調査すべきと「堰の不要論」を唱え始めた…。
とのことで、赤須賀漁協と長良川河口堰の問題は未だ続いています
しっかり見学させてもらって、おなかがすいた頃に昼食です。
組合員の皆さんにはおにぎりを持参していただきました。
おかずとして三重県漁連の商品をご用意しました。
みんなが乗船している間に、三重県漁連の小林さんと、生協職員にて
調理しました。 やっぱり出来立てがおいしいもんね
フライパンでさんま竜田揚げ 鮮魚仕立てのアジフライ
伊勢湾産上乾本ちりめん 「三重県産冷凍しじみ」を使ったシジミ汁
そして、赤須賀漁港青年部の皆さんからのサプライズプレゼント
どでかい焼きはまぐりをたくさん提供してくれました。
これって買うと1個おいくらするんですか
ご覧の通り 「う~ん たまらん」 のおいしさです。
みんなでおなかいっぱいいただきました。
食後はお勉強、 これがあるから「カレッジ」なんです。
改めて、シジミの漁の方法や、水揚げから選別・砂だし・パック詰め・凍結方法などについて
教えていただきました。
また、「山に木を植えることで、山を守るだけでなく、川や海の環境を守ることにつながる」との
想いから、三重県の漁師さんと地元小学生とが合同で植樹活動も行っているそうです。
流域全体に目を向けた環境保全を考えることで、漁場環境が守られるとのことでした。
すばらしい
三重県漁連の小林さん、赤須賀漁協青年部の皆さん、はまぐりプラザの関係者の皆さん、
大変お世話になり、ありがとうございました。
★参加された組合員さんのアンケートを一部ご紹介。
・実際に漁船に乗せていただいて、どうやってしじみを獲り選別するのかを見せて
いただいたのは、すごくよかったと思います。なかなか味わえない体験でした。
漁師さんの仕事の大変さ、命の危険もあるという話しを聞き、「ありがたく、
しじみをいただかないと」と思いました。
・試食会の内容もすばらしく、特にはまぐりのプレゼントにはびっくり。こんなに
国産大粒のはまぐりが焼きたてで、たくさんいただけて漁師さんの青年部の方々に
感謝です。漁師さん方、日々気をつけて漁をしてください。ごちそうさま。
・船にも乗れ、はまぐりや魚など出てとても満足。
・船に乗って魚を獲るのは、とても大変だということがわかって、すごくよかった。
・しじみ漁の大変さを知った。近場三重の産地の魚介類を満喫できた。
・漁船に乗って漁師さんと触れ合って漁業の話が聞けてよかった。
ご参加いただいた組合員の皆様、ありがとうございました。
「よろこびの森カレッジ」では今後も、五感で感じ、学ぶことが出来る企画を開催していきます。
組合員の皆様からの沢山のご応募お待ちしております。
体験、試食、勉強と充実した企画だった様子がよくつたわりました! 何名の組合員さんの参加だったのでしょうか?抽選はありましたか?
なんといっても、青空でよかったですね!!