開催日:7月12日(金)
会 場:つながれっとNAGOYA
講 師:杉山 英子 氏
(浜松市里親会 理事・
コモンセンスペアレンティング※トレーナー)
※暴力や暴言を使わず子育てをする技術を親に伝えることで、
虐待や予防回複を目指すこと。
頭でわかっていても、思うようにならない子育て、そんな悩みを抱く想いを
少しでも解消できるコツ(ヒント)を学ぶことができました
あいち生協では初めての「子育て講演会」
申し込みは120名を超え、会場・託児定員の関係で抽選となりました。
子育て講座への感心の高さをひしひしと感じました。
講師の杉山英子さんは、自らの子育て経験を活かし、
里親として8歳と6歳の子どもを育てています。
コモンセンスペアレンテイングという援助プログラムにそって、
VTRやロールプレイングで実践的な学習をしました。
皆さんが子どもを叱る時ってどんなときでしょうか。
片づけをしない、兄弟喧嘩ばかりする、ダメということをきかない などなど。
でも、子どもたちのこうしたを問題行動には必ず原因があるのです。
最初のお手本を、大人の私たちが子どもにわかりやすく教えているでしょうか?
教えたことが、きちんと子どもに伝わっているでしょうか?
社会の一員として育てていくことが大人の責任です。
このプログラムではそうしたしつけを小さいうちから、
叱るよりほめて育てることを意識しながら、
1人ひとり向き合って遊びの要素を取り入れながら身につけていくという方法でした。
子ども役・大人役に分かれてほめ方の練習しました。
どんな感じで出来たかの発表も
先生も会場をまわり、参加者の声に耳を傾けます。
実際のトレーニングでは、何日間もかけて学び、
日常生活で実践もしながら習得していく技術ですので、
この1回で把握することはとても不可能です。
でも、子育てについて真剣に考える良いきっかけとなったことは
間違いありません。
この講義のあと、私も家庭で試してみました。
もういまさら・・と思いつつ…
なんと結果は◎
こんなに簡単なことだったんだ~と今まで感情的に叱っていたことが馬鹿らしく
も感じられ、まさに「目からうろこ」感謝感謝でした。
参加された皆さんはいかがでしたか?
良いことをしたときには褒め悪いことをしたらやり直しをさせたり、
ゲームの延長をへらすなど前もって約束事をきめ、得にならないことを覚えさせます。
子育ては人それぞれでいいということ、
目の前の子どもに愛しているよ、あなたは大切な子なんだよと伝えて、
良い結果とよい行動を親子で積み重ねていきたいと思いました。
そしてまず親として、子どもに正しいお手本を示しているかを見直すことから
はじめたい。
杉山先生、ありがとうございました。
組合員理事:近藤美津子
参加者の皆さんからいただいた感想を、一部ご紹介させていただきます。
・問題行動にばかり目が向いている。
期待値が高すぎる、というお話しが心に残りました。
・その通りだなと感じました。我が子にはほめるべき所がたくさんあります。
気づかせて頂いてありがとうございました。
・今まで適切でない指導ばかりしていたことに気づかされました。
早速、実践してみようと思います。ありがとうございました。
・息子の当たり前にしている行動をほめてあげようと思いました。
10年後の親子関係が良くなっている事を願います。
・いつも「ダメ、ダメ」と叱っているなぁと痛感しました。
子供に対して、子供の出来 ること以上に期待しすぎていることに気づかされました。
こらからは、期待値を下げて、たくさんほめてあげたいと思います。
・日常の何気ないことでも、ほめてあげることが大事だと分かりました。
ほめることで、 自分も嫌な気にならずにいることができるのだと思いました。
子育てを楽しむ方法を学ぶことができました。
・具体例があって、わかりやすかったです。何でもなさそうな場面でも、
ほめることが大変そうですが、少しずつためしてみたいと思います。
・「ほめる=自分が高い所から下を見ていなければいけない」
私が、上に上がらなければいけないと思っていましたが、「期待値を下げる」
という考え方でとても楽になりました。もっと細かく子供のことも観察できるし、
そのことで子供もさらに安心して、しっかりと関係が、築いていけるので、
とても良いことだと思いました。
「見せる」ということが、自分には、なかなかできていなかったなぁと思います。
子供は、言えばわかると思っていました。
・やり直せるという言葉が、とても心強かったです。
・ほめてやるということはわかっていたけれど、あらためて勉強になりました。
・「いちいちほめる」・・・街中で見かけることが少なくありませんが、実はこれはとて
も大切にことと、初めてしりました。早速、今日から使っていきたいです。
・先生が最後に「自分のお子さん、いいとこいっぱい あるんですよね」と言われて涙
がでそうになるくらい嬉しかった。