生産者交流会を開催しました!!

2016年10月20日(木)、全16会場にて生産者交流会を開催しました。

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 浜松会場は組合員とお友達の計16名、生産者4名が参加しました。

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バナナでおなじみの「ヒロインターナショナル」北野さん

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みかんでおなじみの「たちばなファーム」岩井さん

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野菜でおなじみの「産直ネットワーク北陸」 亀田さん

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ゆたかの米でおなじみの「はっぴー農産」黒野さん

各テーブルに生産者が1名ずつ加わり、農作物の試食や交流を行いました。
生産者からは誌面では伝えきれない情報やこだわりを教えてもらい、参加者からはたくさんの質問がでるなど、大満足の内容でした 🙂 

◆参加した組合員の声◆

普段何気なく食べている物のことを詳しく聞けてよかった。輸入の仕方(バナナ)や、生産者の苦労、流通のことなど様々なことが聞けて、今まで疑問にすら思わなかったことも教えていただきました。

商品が出来るまでを、今まで知らなかったことを知ることが出来たり、商品の選び方など教えて頂き、知識が増えました。

テーブルごとに、実際に試食しながらお話ができてリラックスしていろんな質問をさせて頂きました。生産者さんの苦労やこだわりが生で聞けて、ぜひ、買ってみたいと思いました。

◆参加した生産者の声◆

実際に組合員の方々と交流し、間違いの無い商品を出すという気持ちが更に引き締まりました。

組合員さんと近い所で話せてよかった。

今回の交流会は、組合員との距離が近く、意見もたくさん頂け大変良かったと思います。今後もこのやり方が良いと思います。

消費者の方々と直接話をする機会はないので、大変参考になりました。

バナナの流通過程など、ご存知ない消費者の方々が多数でしたので、説明できるよい機会でした。

生産者からのお話の詳細(天白会場での様子)は歓びの木12月号に掲載されています。

そちらも、ぜひご覧になってください。

※お手元に無い方はアイチョイスHP→あいち生協ブログトップページからもご覧いただけます。

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生産者交流会を開催!Part②

緑前回もこのブログで10月22日(木)4会場で開催された
生産者交流会のうち、浜松会場の様子をお伝えしましたが、
今回はその第2弾、昭和生涯学習センターの模様をダイジェストでお伝えします。
名古屋市内のこちらの会場では、生産者と参加者がテーブルを囲んで昼食をとりました。
IMG_1955.jpg緑豆もやしの種(サラダコスモ).jpg
≪サラダコスモ 長谷川さん≫
緑豆もやしの緑豆は、中国の吉林省で有機栽培されたものを使います。
中国というと「大丈夫?」という声もありますが、
今日はその『緑豆』を持って来ました。
粒が揃って、キズが無く、大きさが均一、ということを確認してください。
ひとつひとつ手摘みで収穫し、
選別も人の手をかけて丁寧にしているからこその品質です。
安心して食べていただけるものだと自負しています。

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≪箱根牧場 野村さん≫

今日はミルクジャムをお持ちしました。

よく市販の練乳と何が違うの?と聞かれます。
箱根牧場のミルクジャムは鍋で牛乳を12時間ほどかけて煮詰めて作ります。
市販品の多くは牛乳に圧力と蒸気をかけて一気に水分を蒸発させて作ります。
その違いは、何かしら“味”に出てくるものと思います。
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≪ジョイファーム小田原 中戸川さん、鈴木さん≫
僕たちは、消防士やサラリーマンから転向して農業に取り組んでいます。
消防士をやめた後、長野県やアメリカで農業の体験学習をしてきました。
アメリカの農業は、日本で同じことはできないんだ、
というのが分かる良い経験でした。
ジョイファームには130軒ほどの仲間がいますが、
現在の就労者の平均年齢は70歳くらいで、後継者がいるのは一割程度です。
日本各地で後継者不足ですが、私たちも例外ではありません。
観光客に収穫体験と称して収穫を手伝ってもらっているような現状です。
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≪産直ネットワーク北陸 亀田さん≫
五郎島さつまいもは、ホクホク系のさつまいもです。
近ごろ『安納芋』のようなネットリ系の人気が高いようですが、
“元祖さつまいも”と言えるのは五郎島のようなホクホクした芋だと思っています。
契約農家には安全・安心の栽培や味にこだわる生産者がたくさんいますので、
知って、理解していただき、繋がりを深めていきたいです。
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≪サンファーム 山口さん≫
サンファームは少人数(現在8)で全員が生産者として頑張っています。
土作りには力をいれ、BSE発生後は肥料に牛糞は使っていません。
また除草剤も使用しないため、年間で最低6回は草刈りをします
人手不足解消に、最近は小さいお子さんをお持ちの若いお母さんに、
手の空いた時間に作業を手伝ってもらっています。
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≪あいのう流通センター 前田さん≫
卵の栄養や美味しさをの黄身の色で判断していませんか?
黄身は、エサに赤いものを入れたら、濃い黄色になるんです。
卵の味の決め手は“油分”で、
エサの魚粉が良質ならば良質の油分で美味しい卵になるわけです。
我々の扱う鶏にはピュアコーンと良質の魚粉を与えています。
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≪近江こだわり米工房 藤村さん≫
無農薬有機栽培に取り組む姿勢は今年も変わりません。
ただ、鳥インフルエンザの問題から
長年取り組んできた合鴨農法をやめ、
レンゲ有機酸と米ぬか散布による無農薬栽培に切り替えています
雑草の発生をレンゲや米ぬかの有機酸で抑える方法です。
あとはチェーン中耕機を使って土壌を攪拌して日光を遮り雑草を抑えます。
合鴨が水田を攪拌するのと同じ原理です。
まるごと美味しく食べられるお米を十分に味わってもらいたいという想いで取り組んでいます。
各生産者からのプレゼンテーションが終わり、ランチタ~イム。
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この日の昼食は食材にこだわった名古屋の無添加お惣菜・仕出し弁当屋さん
「情熱弁当」のおかずに、あいのう流通センターの赤たまご、
それに近江こだわり米工房の藤村さんの玄米です。
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食事しながら何気ないこともこの距離で聞けちゃいます。
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会の最後に各生産者がご厚意で用意してくださった
お土産を参加者のみなさんにお渡ししました。
毎年この交流会で組合員さんとの対話を楽しみにしている生産者のみなさん。
参加者へのお礼の気持ちが詰まったお土産にも、みなさんの熱が入っています。
≪交流会の様子≫
小さい子連れのお母さんたちも、食べるもへの意識は高いようです。
「サンファームのりんごジャムに使うりんごの品種は何ですか?」とか
「増粘剤(ペクチン)や酸味料(クエン酸・ビタミンC)は入れる必要があるのですか?

りんごと砂糖だけの方がいいのでは?」というような意見もありました。

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≪参加者の感想≫

・愛情を持って農産物が作られている事が分かって良かったです。

 今まで注文したことがなかった物も注文しようと思いました。(リンゴジャム.

・作っている人の声を聞くことで、商品の良さを知る事ができました。

  思ったより試食ができて、嬉しかった。

・とても勉強になりました。商品がどうして高いのか分かる気がします。

・生協のパンフレットで見かけた生産者の方が、

 実際に目の前で色々話して下さって楽しかったです。

・小さい子どもさんを連れのお母さんは充分話を聞けなくなるので、

 託児があった方がいいのかもと思います。

・農業は後継者が少なく、大変苦労されていると思いました。

 良い物を作っていただくため頑張ってほしいです。

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4会場で生産者交流会を開催!

10月22日(木)名古屋市の3会場(中村、天白、昭和)、
浜松市1会場の計4会場で、生産者交流会を開催しました。
4会場で60名もの組合員さんとお友達の参加がありました。
中村生涯学習センター・・・大人20名 小人5名
天白生涯学習センター・・・大人15名 小人10名
昭和生涯学習センター・・・大人14名 小人5名
アイミティ浜松・・・・・・・・・・大人11名 小人2名
各会場とも、生産作物を試食しながら
生産者から写真などを使って栽培のこだわりや減農薬・無農薬栽培で
苦労することや工夫していることなどのお話がありました。
浜松会場の各生産者からのお話をダイジェストでお伝えします。
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≪グリーンネットワーク 加藤さん≫
生協の生産基準に沿った、愛知・静岡・長野の生産者をまとめて、
安全・安心な農産物をお届けしています。よりよいものをお届けするために、
土壌分析をして、その年の天候を予測しながら肥料設計をしています。
自社で開発した堆肥に「アミノペプチド」を利用することで、
土壌の微生物の働きを活発にし、作物の栄養状態を良好に保っています。
こうしてできた野菜は日持ちが良く、甘く、アクや苦味が少なくなります。
今日は長野の生産者が無農薬で育てたきゅうりを持参しました。
市販品の中には苦いものもありますが、このきゅうりは苦味がありません。
中心の丸い部分が小さいほど良いきゅうりです。
きゅうりの元気がなくなった時は、少し天日に干した後に50℃のお湯で
洗うと元気に復活します。
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≪肥後れんこんの里 作本さん≫
祖父の代に倉敷かられんこんの種を持ってきて、熊本で栽培を始めて
私で3代目。息子が4代目を継いでいます。
医師の講演を聞いて農薬や化学肥料の怖さを知って、1970年減農薬栽培の
取り組みを始め、1972年から生協との取引が始まりました。
除草のために合鴨を放していますが、植えつけたれんこんを食べてしまうので、
傷付けないよう網を張っています。
合鴨で取れない草はカヌーのようなものに乗って、手作業で取っています。
発生しやすいヨトウムシの被害を抑えるために、
フェロモントラップで雄を誘因して捕まえ、発生を抑えています。
土作りについては、竹薮から土着菌を取っきて、
甕(かめ)の中に黒砂糖と一緒に入れて培養し、納豆などを混ぜて堆肥にしています。
作っているれんこんは、葉の背が低い品種なので、夏場は腰まで浸かって収穫します。
今年は台風の被害で1割が収穫できなくなってしまいました。


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≪くまもと有機の会 田中さん≫
農薬の使用が拡がった時に、40%の人に健康被害が出て、
安全な農産物を作りたいというところから発足したのが当会です。
中山間地の高低差を生かして、120種類の野菜を生産しています。
サラリーマンを5年経験しましたが、体調を壊し、その時に出会ったのが
有機の野菜でした。もともと母親が自然農法の野菜や自然食を良いと言っていた
影響も受けて、この道に進みました。
因みに私は、これまで一度もインフルエンザワクチンを接種したことはありません。
近年は、植物生理に基づいた土壌分析、施肥設計を行い、
科学的な視点での栽培を実践し、成果が出始めています。
毎年徳島で開催される作物の栄養評価コンテストで2年連続グランプリを受賞しました。
作物で大事なのは土作りですが、人間でいえば腸内環境を整えるのが大切なのと同じです。
良い菌も悪い菌も食べるえさは同じで、いかに良い菌を増やすかが重要です。
良い菌が増えれば、土は柔らかく、フカフカになります。
こうした土では、地中深くまで根が伸びて行き、健康な作物が育ちます。
健康に育った野菜は、味の面でも栄養の面でも優れていることが実証されています。
作物に元気がない時は酢を散布したり、竹の粉を肥料として撒いたりしています。
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≪近江こだわり米工房 濱田さん≫
お米の在来種「滋賀旭」を広める取り組みをしています。
生協の職員だった私の父が、残留農薬や合成着色料、
化学調味料の危険性を語っていたので、食べ物は安全であるべき
と思っています。1995年にその父が契約農家の田渕さんと在来種の復活に
取り組み、その旭を現在も3軒の契約農家さんが作ってくれています。
無農薬で栽培するに当たっての大敵は雑草です。
米ぬかを撒いて雑草を抑えたり、間隔が大きく開いた鍬を引いて
雑草の発生を抑えたり、手作業で抜き取ったりしています。
また病気の発生を抑えるために、苗を植える間隔を広くして風通しを良くしています。
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最後に各産地から用意していただいたお土産を紹介。
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終了後も熱心に質問する参加者のみなさん。
投げかけられる質問に、組合員さんの食べ物に対する意識の高さを
生産者のみなさんも肌で実感されたようです。
生産者と消費者が直接顔を合わせることができるのは
生協の醍醐味でもあります。
来年度も10月頃に生産者交流会の開催を予定しています。
ぜひご参加ください!
【参加者の感想】

・有機や減・無農薬への取り組みについて、聞けて良かった。

・農協の傘下で言いなりになるのではなく、ポリシーを持って働かれる農家さん。
 ご苦労が多いだけに頭が下がります。もっと広がるといいですね。
 消費者が応えていかないと生産者を守れませんね。

・無農薬野菜の良い点がよく分かりました。これから、なるべく無農薬の物を買って、

 子ども達にも食べさせたいと思いました。試食もとても美味しかったです。

・試食ができ、味の違いを感じました。子どもが何度もおかわりしました。

 お土産で、家族にもすぐに食べてもらえるのが嬉しいです。

・資料や映像を見ながら、説明を聞けたので良かったです。

・熊本からわざわざ来て下さったなんて、びっくりしました。感謝です。

・お一人お一人の話にとても感動しました。

 食事をいただく側として、大切に食べたいです。
併せてご覧ください。
昭和生涯学習センター会場の模様はこちら
http://college-aichi.sblo.jp/article/167233368.html
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