こんにちは! 梅雨空の毎日です。
今回のテーマですが、
なかなかショッキングな文章を書きました。
NPO法人くらしとお金の学校(さいたま市)が
介護・福祉サービスを調査した結果をまとめて、
調査結果から導き出された結論の1つである文言を掲載しました。
(日本FP協会雑誌Jornal2016年11月号より抜粋)
(⇒導き出された結論は3つありました。あと2つについては、今回は省きます。)
つまり、
公的国民年金のみの受給者は、有料老人ホームは高くて入所できない。
ということが調査結果からの結論だったのです。
実は、私自身このタイトルの文面通りの体験を、つい先日経験いたしました。
女性ではなく、父ですが、
高熱で、病院に緊急搬送され、そのまま入院ということになりました。
次のリハビリ病院への転院について、ソーシャルワーカーさんとの面談の際に、
「受けいれ先のリハビリ病院は2カ月しか受けいれてもらえない」
「その後、どうされるかをはっきり決めておいて欲しい」
「決めておくことで、次のリハビリ病院が受け入れてくれる」とのこと。
提示されたのが、有料老人ホームでした。
父は現在、要支援1ですので、特養は入所できません。特養は要介護3以上の方です。
そのいくつかの老人ホームのパンフレット見て驚きました。
月額11万円~22万円の利用料です。
「オー!」です。手厚く看護師が常駐されているところは、高額なようです。
将来、私は有料老人ホームに入所できない。と思ってしまいましたね。
人は元気で健康寿命を延ばして、いつまでも自立して生活をしたい。
しかし、年をとればそれなりに手助けが必要になってくる。
頑張って、ある程度自分のことはできるということは、介護認定が低い(幸せなことですが)
介護保険で利用できる額は低く、自己負担が大きくなる。
ギリギリでなんとか頑張っていることにより、
家族の介護費用負担は大きくなることもあるのだなと思ってしまいました。
でも、
寝たきりにならないように 父にはリハビリ頑張ってもらうつもりです。
さて、
個人的なお話はここまでにしまして、
少し高齢者施設とお金について調べてみましたので、ここに書きます。
以前ある方が、
「預貯金がある方は特別養護老人ホーム(特養)へは入所できないらしいよ」と言っていたのです。
預貯金とは、どのくらいのものなのか、具体的な数値はありませんでしたが、それは、間違いでした。
・特養に入所できるのは原則65歳以上で、要介護3以上の人。資産(預貯金)の有無は問われない。とのこと
ただ、
特養の食費と居住費の負担限度額には、年収や住民税非課税世帯か課税世帯かで、軽減措置に差があるようです。
第1~4段階に分かれているようです。(第4段階は負担額に軽減なし)
食費(日額)と居住費(日額)で比べてみます。〈多床室で比較してみますね)
(特養には、多床室以外に従来型個室・ユニット型準個室・ユニット型個室があります)
第1段階
生活保護受給者または世帯全員が住民税非課税で本人が老齢福祉年金受給の方
食費・・・300円
居住費・・ 0円
第2段階
世帯全員(一人世帯を含む)が住民税非課税で本人の合計所得と課税年金収入額と非課税年金収入額の合計が80万円以下の方
食費・・・390円
居住費・・370円
第3段階
世帯全員(一人世帯を含む)が住民税非課税で本人の合計所得と課税年金収入額と非課税年金収入額の合計が80万円を超える方
食費・・・690円
居住費・・370円
第4段階(軽減なし)
住民税課税世帯
食費・・・1,380円
居住費・・840円
⇒同居家族の場合、子どもさんが住民税課税世帯ですが、入所される親御さんを特養へ住民票を移すことにより、別世帯ということになり住民税非課税世帯の要件を満たす可能性があります。
<対象外>
上記のほか、
配偶者が住民税非課税者である場合
または
預貯金が一定額(単身の場合1,000万円、夫婦の場合2,000万円)を超える場合には、
食費・居住費の軽減がないそうです。
つまり、
本人の年金額が少なくても、預貯金がある場合は、食費1,380円 居住費840円と負担増です。
第4段階では、月66,600円 第2段階の方が22,800円およそ3倍の負担です。
他に毎月の費用として介護費と生活費がかかります。(今回は介護費については省きます)
老後のライフプランのカギは高齢者施設を利用するかしないかは、大きな分かれ目のような気がしてきました。
公的な特養でもそれなりに費用がかかりますし、有料老人ホームの場合はそれなりの金額です。
有料老人ホームを選択できるのは、
年金など毎月定期的な収入により費用が賄えるか、
預貯金を取り崩しても平均余命+α年 ある程度余裕のあるケースと考えたいですね。
預貯金があっても、ある程度減ってきますと不安が募ってきます。
高齢者施設に入るのは、金銭的に大きな負担になるということです。
おむつ代1つとっても、月額料金に含まれている施設と、その都度実費負担になる施設があり、
一口に介護施設といっても、
内容によって必要となる費用は大きく異なるということをしっかり頭に入れておくことが大切です。
知っておくことで事前にチェックできますね。
今日のレポートはここまでです。
なんか暗いお話になってしまいました。
健康寿命を延ばすためにもしっかり、頭と体を働かせて行きたいです。頑張ろう!
スマイルばぁばのマネーレポート最後までお付き合いありがとうございました。
来月も皆さんにお伝えできるように頑張りたいです。
6月はレポートできませんでした。
自分に甘いので どうせ誰も読んでくれていないし、なんて弱気な思いも出てきて、6月は楽してしまいました。
では、またね。