11月1回の商品案内から、
お茶のページに新しく登場した
「セーフティ・リ・ファーム88」。
農場は、三重県の勢和多岐インター近くにあります。
こちらが代表の林さん。農業歴20年以上のベテランです。
3月に会社を立ち上げたばかりとあって、工場もまだ建設中。
今現在は小さな作業スペースで製茶されています。
後ろ姿ですが、左が豊翠園の代表だった鳥羽さん。
豊翠園では、工場が水没する床上浸水の被害に2度も合い、
経営を続けることができなくなってしまったそうです。
今は長年培った経験をこのセーフティ・リ・ファームで生かして、
作業協力という形で連携しています。
こちらが有機認証を受けている林さんの茶園。
有機JAS認証を受けるには、年間15万円の登録料の他、
検査員の宿泊代、年間売上のうち数%の手数料などが必要なんだそうです。
「登録にかかる費用って意外と大きいんですよ」と林さん。
この費用負担が大きいので、同じ安全性で作っていても、
あえて有機認証を受けていない生産者もいます。
また、小規模の農家では、認証を得たくても難しい現実があります。
木と木の間は、全て手作業で草を抜いているそうです。
広大な面積の草抜きは、想像しただけでも気が遠くなりそう。
害虫による虫食いも、有機だからこそ。
お茶栽培では花が咲くことは喜ばしいことでは無いようですが、
化学肥料を使用していないと、花が咲くそうです。
少しでも子孫を残そう、というお茶の生命力によるものだそうです。
「化学肥料を与えれば、ピタリと咲かなくなりますよ。」と林さん。
植物の力ってすごいですね。
11月1回から秋番茶で登場のセーフティ・リ・ファーム88。
「豊翠園の味と違うと言われないか心配です」と謙虚な林さんですが、
とっても誠実に頑張って下さっています。
豊翠園のファンだった方も、そうでない方も、
今後とも応援をよろしくお願い致します。