遺伝子組み換えナタネ抜取り隊に参加しました!

第18回遺伝子組換えナタネ抜取り隊
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10/4(日)三重県の国道23号沿いに自生してしまった
GM(遺伝子組換え)ナタネの抜取りと、自生調査を兼ねた
生協役職員5名が参加しました。
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参加者総勢56名がA~Iの9班に分かれ、
1班5~7名で抜取り作業を行いました。
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食用油の原料として主にカナダなどから輸入された遺伝子組換えナタネ。
四日市港から製油工場までの輸送中にトラックから種がこぼれ落ち、
道路脇や中央分離帯に自生しています。
カナダのキャノーラは寒さに強いため、温暖な日本では冬でも枯れることなく、
多年草化し一年中成長を続けます。
抜き取ったナタネは採取場所ごとに振り分け、
検査キットを使って抽出検査をします。
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簡易検査の結果、A~IのほとんどのグループがGM陽性率60%を超えました。

集計結果の詳細はこちらをご覧ください。→151004-shukei.pdf
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今回の抜取り作業には、かつて生物学を高校で
教えていたという元教師の方も参加。
顕微鏡でGMナタネの雄しべを見せてくださいました。
正常のナタネに比べて、花粉を作る袋(=葯)が
ペチャンコだということでした。
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またこの日の抜取り作業は、
今回が初めてという参加者も多かったことから、
最後に学習会として中部の会の代表、河田昌東さんから、
抜取り隊のこれまでの歩みと、自生するナタネの現状報告がありました。

地元行政へは、中央分離帯の除草強化や現状の問題提起を、
製油会社へは、トラックからの種こぼれ落ちの防止を訴えています。
抜取りの継続により、GMナタネが自生していることに対する認識は
少しずつではありますが、拡がりつつあります。
しかし、拡散を食い止めるためには放置する訳にもいかず、
市民レベルで抜取り作業を継続する必要があります。
次回は春頃、ナタネが花を咲かせる時期に
抜取り隊による作業が実施されます。
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