2月2日(火)レセプションハウス名古屋逓信会館で
生協の取引先企業の方々が一堂に会し、
「2015年度アイチョイス協力会学習会」が開催されました。
今回の学習のテーマは「食品表示」について。
2014年4月からスタートした新しい食品表示基準に伴い、
食品メーカーに求められる今後の対応への疑問・不安を解消するのが狙いです。
講師は(株)ラベルバンクジャパンの河合さん。
食品関連企業に対する分かりやすい表示の提案、
講演や執筆、食品の企画書作成、食品表示作成など、
食品表示に関して多方面で活躍されています。
生鮮食品は2016年4月から、加工品は段階的に2020年3月までに
新しい表示制度に則った表示方法に切り替えなければなりません。
旧制度との違いや、実務上で特に注意が必要な
「アレルギー」「添加物」「栄養成分(強調表示)」を中心に
分かりやすく解説をしていただきました。
例えば、アレルギー表示について、
旧制度ではマヨネーズに卵の表記は不要でした。
これが新制度ではマヨネーズ(卵を含む)という表示が必要です。
その他、旧制度では原材料名の欄には、重量の多い順で原材料と添加物が混在していましたが、
新制度では添加物の項目を設ける、改行する、スラッシュを入れるなどして、原材料名と添加物名を
明確に分ける必要があります。
他にも新制度導入に伴う変更点はたくさんあります。
各食品メーカーでは、新制度と旧制度の混在がないかのチェック、
表示ラベルシールの変更などの対応が必要になってきます。
生協からは、5月2回商品案内から切り替え予定の
遺伝子組換え表示の変更について。
アイチョイスでは、遺伝子組換え対象原料の
使用の状況を5段階に分けて5種類のマークで表示していました。
しかし、これがかえって複雑で分かりにくいという弊害があります。
そこでマークを5種類から3種類に減らして分かりやすくしようということになっています。
今回はその制度改定のお知らせをし、各企業のみなさんにご理解とご協力をお願いしました。