~恐怖のGM作物が日本にやってくる!~
え~っ!!枯葉剤まみれのダイズが食卓に?!
日 時 | :2015年4月12日(日)13:30~16:30 |
会 場
主 催
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:鯱城ホール(伏見ライフプラザ5階)
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世界最大のGM作物輸入国といわれる日本。
大量のGMダイズ、トウモロコシ、ナタネ等が輸入され、
食用油や家畜飼料、加工食品となって食卓に上っています。
日本では報道されませんが、GM作物栽培国では、様々な健康被害が出ています。
また、特定の除草剤耐性作物を栽培し続けた結果、除草剤が効かなくなり、散布量が増えていきました。
しかし、それでも手に負えなくなり、今度は更に毒性の強い枯葉剤耐性のGM作物が登場。
日本に入って来る日もそう遠くはありません。
海外でのGMによる健康被害の実態、枯葉剤の危険性などについて、
印鑰智哉さん、河田昌東さんのお二人から解説がありました。
印鑰智哉さん(オルタートレードジャパン政策室)
【海外の様々な健康被害】
・グリホサートを空中散布している地域で健康被害を調査した結果、
国の基準の41倍もの癌発生率が判明(アルゼンチン)
・水牛にBTコーンを与え続けた結果、水牛が死亡。生産者自身も食べてみたらお腹を壊した。(フィリピン)
・GM作物の栽培が始まった1996年から栽培面積の増加に比例して糖尿病、甲状腺癌の発生率が上昇。認知症や子どもの自閉症も急増している。(アメリカ)
・粉ミルクにGM大豆、コーンが使用されていることから、小児にアレルギーやてんかんの症状が発生。粉ミルク、GM作物の摂食を避け、母乳を与えていた母親の母乳からもグリホサートが検出され、170箇所でデモが起きた。 原因を調査した結果、収穫前の小麦にグリホサートが散布されていることが判明した。(アメリカ)
【作物の栄養とGM】
・世界中で栄養失調が増えている。
GM作物ではビタミンが失われている可能性があり、そのことが原因ではないかと指摘されている。
【GM技術最近の動向】
・切っても切り口が変色しないGMリンゴ
・通常7年かかって育つところ、わずか4年で育つGMユーカリ
・生まれた幼虫をすぐに死滅させるGM雄蚊。
(デング熱発生の多いブラジルで実験したところ、蚊に耐性が生まれデング熱が大発生)
・コンピュータで遺伝子を作った(合成生物学) パーム油、バニラなどが間もなく実用化。
<用語解説>
※GM・・・遺伝子組換え
※グリホサート・・・米モンサント社が開発した除草剤「ラウンドアップ」の主成分
※BTコーン・・・殺虫作用のあるたんぱく質が組み込まれたトウモロコシ
河田昌東さん(遺伝子組換え情報室)
【有機塩素系農薬2,4-Dとジカンバについて】
①2,4-D
・1940年にモンサント社とダウケミカル社が開発
・ダウ・アグロサイエンス社が2,4-D耐性トウモロコシを開発
・人間では、吐気、下痢、頭痛、めまい、錯乱、異常行動などの急性毒性
パーキンソン病、非ホジキン白血病、精子の異常など慢性毒性
②ジカンバ
・1960年代にBSF社が開発
・モンサント社がジカンバ耐性大豆と綿を開発
・製造工程でダイオキシン混入の可能性がある
・動物では、筋緊張、歩行異常、体重増加抑制、肝細胞肥大、貧血などの毒性
・分解物でも毒性を発揮
【近年の動向】
・殺虫成分と2,4-D耐性を合わせ持つトウモロコシが開発され、日本でも既に認可されている。
・日本政府は、主要GMO栽培国アメリカやカナダでも栽培がされていないうちから、
枯葉剤耐性作物の栽培と食品としての利用を承認している。
≪日本政府と他国の認可状況≫
2013年10月 農水省 ジカンバ耐性大豆栽培承認
2014年02月 厚労省 ジカンバ耐性×ラウンドアップ耐性大豆の食品認可
農水省 ジカンバ耐性×ラウンドアップ耐性大豆栽培承認
2014年10月 アメリカ 2,4-D耐性トウモロコシ認可
2015年01月 アメリカ ジカンバ耐性大豆、ジカンバ耐性綿認可
2015年04月 カナダ 2,4-D耐性トウモロコシ認可
カナダ 2,4-D耐性大豆認可
カナダ 2,4-D耐性×ラウンドアップ耐性大豆認可