生協スタッフに向けた「コーヒー学習会」を行いました。
教えていただいたのは、豊橋市のコーヒーメーカー、ワルツ(株)の
大場さんと小林さんです。参加したスタッフは13名。
コーヒーの基礎知識やワルツのこだわり、コーヒーの淹れ方などを
教えていただきました。
▲小林さん(左)と大場さん(右)
豆について
コーヒー豆は、アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種が3大品種で、
この内、リベリカ種はほとんど自国消費して、ごくわずかしか流通していないそうです。
普段飲んでいるコーヒーは、アラビカ種か、ロブスタ種なんですねー。
焙煎について
焙煎の度合いが低いほど、酸味が強く苦味が弱い。反対に
焙煎の度合いが高いほど、酸味が弱く苦味が強いそうです。
挽きについて
コーヒー豆の表面は酸味成分が強く、中心部は苦味成分が強いそうです。
挽き方が粗いほど、酸味が強く、細かいほど苦味が強くなるんですって。
▲ロブスタ種(左)とアラビカ種(右)
ワルツのこだわり
①鮮度
「とにかく鮮度を大事にしています。焙煎直後から鮮度は落ちていきます」と小林さん。
一般的には焙煎を終えたコーヒー豆から発生する炭酸ガスを抜くために、
エージレス(脱酸素)加工を施しますが、ワルツでは行わずに素早くパック詰め。
香りを閉じ込め、高鮮度で出荷できるそうです。
店頭販売とは違い、お届け日が決まっている生協向けは、更に高鮮度で
組合員さんからの注文数を見てから焙煎し始める、「半受注生産」を実現。
焙煎後一週間前後で組合員さん宅にお届けできるそうです。
通常コーヒーの賞味期限は2年間ですが、「早く飲んでいただきたい」
との想いから、ワルツでは1年間としているそうです。
因みに保存方法は、コーヒー豆が入っていた袋から移し替えず、
使った後は空気をしっかり抜いて、開け口を密閉するのがいいそうですよ。
②原料
豆は、世界20ヶ国の豆の中から鑑定士が厳選したものを使用。
原種に近い豆にこだわっているそうです。
中でもブラジルの豆は、ゆっくりと樹上で完熟させたもの、
コロンビアの豆は原種「ティピカ種」を使用しているそうです。
③粉砕
すり潰すように粉砕する「丸六ミル」、切るように粉砕する「グラニューレーター」
異なる2つの粉砕機を所有しているそうです。豆の特徴やオーダーの希望によって
使い分けることができるのが強みなんですって。
美味しいコーヒーの淹れ方を実演していただきました。
次のことに注意して注ぐことがポイントだそうです。
・コーヒーの粉の量は一人分約10gが基本。
・一度沸騰させた後、87~92℃になったお湯がベスト。
・お湯がサーバーに落ち切るのを待たず、必要量のお湯を
4回に分けて、「の」の字を描くように注ぐ。
・最後に注いだお湯がドリッパーに溜まったら、
完全に落ち切る前にドリッパーをカップから外す。
(最後の方は出がらしなので、雑味が加わってしまうそうです。)
生協スタッフ4名が挑戦。
飲んでみると、4者4様で味の特徴もそれぞれ。
同じ豆と同じお湯でも淹れる人によって違いが出るのも、
コーヒーの面白いところですねー。
大場さん、小林さん、ありがとうございました。
うちの夫もコーヒーが大好きで、
時間のある時は、豆をミルで挽いて、時計で時間を計りながら淹れています。
確かに、上手に淹れたコーヒーは、胃もたれもしないし美味しいです。
一般組合員向けの企画もぜひお願いします☆
奥田様
コメントありがとうございます。
コーヒーの世界は奥が深いですね。
ご主人なかなか本格的ですね(^_^)
私も触発されそうです。
コーヒーをおいしく淹れるコツ、参考にしたいです!
お湯は熱いほうがいい、と沸騰したてで入れてました。
同じ豆、同じお湯でも味が違うとは・・びっくりです。
濱中様
ありがとうございます。
熱々のお湯を注ぐと、香りが飛んでしまったり、エグ味が出てしまったりして美味しくなくなってしまうんですって!!私も知りませんでした。