生協本部笠寺センター(名古屋市南区)にて
生産研究会が開催されました。
「もっと美味しいものを届けたい。もっと組合員さんに悦んでもらいたい」
全国から集まった生産者たちが集い、熱い議論を交わしました。
協議で決定、確認された内容をダイジェストで紹介いたします。
◆生産研究会とは・・・◆
アイチョイス農産品の品質向上を目的として、
農産品の生産や販売に携わる生産者や販売者、
アイチョイスの役職員が参加しています。
生産品目ごと、米、果樹、蔬菜、茶の分科会に細分化され、
それぞれ毎年産地見学などの学習や情報交換を行っています。
米分科会
今年度は、米の市場価格が下落。生協での売れ行きは大きく落ち込みました。
次年度は新規加入の組合員さんに購入いただけるよう、販売に力を入れていきます。
7月~8月に中越地震から10年を迎えたファーム田麦山(新潟県長岡市)
で、復興の現状確認と学習を予定しています。
果樹分科会
TPPに立ち向かい、どう生き残っていくかが課題。
大三島の中川有機農園さんが部会に新しく加盟してくださいました。
4月と9月に中川有機農園(愛媛県越智郡)
で接ぎ木の栽培技術や経営の学習会を開催予定です。
茶分科会
ペットボトル、ティーパックが主流になり茶葉の販売は苦戦しています。
まずは若い組合員さんに手軽な飲み方で美味しさを知ってもらえるよう、
季節に合わせた提案をしていきます。
11月中旬に山智農園(静岡県春野町)で現地視察を行います。
蔬菜分科会
生産技術を更に引き上げ、収穫後の鮮度保持に力を入れていきます。
硝酸値が低い野菜ほど糖度が高く栄養価も高いことが分かっています。
硝酸値の測定や現地視察を通じてレベルアップを図ります。
スカイプの導入により、現場間の早い対応に努めていきます。
9月に中家農園(岐阜県高山市)で視察を行います。
▲スカイプ(ネット回線を利用したテレビ電話)の紹介。
野菜のピッキングをしている小牧センターで既に導入済みです。
現物を確認しながら、産地と袋詰めの現場で
タイムリーにお互いの状況確認がきます。
▲鮮度保持袋(ベジフレッシュ)の紹介。
袋内の酸素と二酸化炭素を最適に保ち、新鮮さをキープできます。
積極的な導入による鮮度の向上が期待されています。