1月28日(木)の午後、組合員理事3名で小牧センター(小牧市多気西町)を見学しました。
小牧センターは、配送センター機能の他、物流拠点としての機能も果たしています。
放射能検査や食材セットのパック、冷蔵品と野菜の箱詰め作業などが行われています。
最初に見学したのは、放射能検査室。
高額な検査機器は精工に作られていてとっても繊細です。
機械の故障を防ぎ、正確に計測するために冷房と空気清浄器が24時間稼働しています。
計測する時は、規定の容器いっぱいに検体を入れる必要があります。
液体ならそのまま注ぐだけですが、ほとんどが固体なので、
ミキサーで細かく粉砕しなくてはいけません。
見学の時もちょうどミキサーにかける作業中でした。
これが結構時間がかかるので大変です。
続いては野菜の袋詰め作業。
全国の生協に先駆けていち早く導入したのがこの「自動計量機」です。
指定の重量をセットしておけば、皿に並べただけで・・・
最適な組み合わせを自動で計算し、
青いランプで教えてくれるので、あとは袋に入れるだけ。
組みあわせを考えて試行錯誤していた頃と比べ、作業効率が飛躍的に向上しました。
短時間で作業を終えることで鮮度劣化を防いでいます。
何気なく詰められたこのビニールの袋は「防曇袋」といって、
水滴による曇りが発生しにくい特別な袋。
以前使っていた通常の袋に比べ少し割高ですが、
野菜の傷みの発生を抑え、美味しいままでお届けするために導入しています。
袋をとめている緑のテープは以前、赤いビニール製でしたが、
外しづらいのと、環境負荷も考えて紙製のテープに切り替わっています。
発砲スチロールの箱(=シッパー)に内袋をかける機械も見学。
1,000万円以上の高額な設備です。
この作業スペースは2階部分で、この後レールに乗って1階へ運ばれます・・・。
こちらが1階で行われている商品の箱詰め作業の様子。
配送順に名前のシールが貼られ、流れ作業で淀みなく商品が詰められていきます。
写真右側の棚には縦4段×横50列=200アイテム陳列できるようになっていて、
点灯するランプで商品と数量を瞬時に判断。テキパキ商品を入れていきます。
棚の裏側で商品が補充されていく様子も確認しました。
続いて野菜の箱詰め作業スペースへ。
この日の作業は終了していましたが、
各産地から入荷した野菜を保管しておく「蘇生庫」を見学しました。
野菜の水分が失われないよう、霧が吹き出しています。
湿度90%以上、室温5℃前後をキープし、野菜の劣化を防いでいます。
組合員理事のみなさんも蘇生中!?
最後は食材セットの食材を詰め合わせてパックしている作業場です。
作業は午前中で終了していて実際の様子を見ることは残念ながらできませんでしたので、
普段どんな作業が行われているかを別日に撮影した写真で紹介いたします。
メニュー毎に違うカット野菜やお肉、タレ、レシピをトレーにセット。
ラップを被せて・・・
みなさんにお届けする最終製品として完成です。
以上、今回は商品をお届けする前に小牧センターで行われている
作業の裏側をご紹介させていただきました。
―生協から組合員の皆さまへのお願い-
今回ご紹介したような大がかりな設備の購入や、
修繕工事には巨額の費用が発生します。
また組合員サービスの向上にも設備投資が不可欠です。
生協運営の基盤を安定させるためにも、出資金の増資にご協力をお願い致します。