2016年12月11日(日)東京都千代田区にある明治大学リバティタワーで開催された、遺伝子組み換え映画祭<主催:遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン>に参加をしてきました。
遺伝子組換え作物の栽培が本格的に始まってから20年が経ちます。
遺伝子組換え作物が栽培されている諸外国において、現在どのような問題(農家の権利の侵害など)が発生していて、今後起こるであろう問題(食糧や種子の支配化など)をこの映画祭に参加することで知ってほしいとの趣旨で開催されました。
今回上映された映画はこの4つです。
①「パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう」
⇒カナダの農民パーシー・シュマイザーさんがモンサント社とたたかう姿を追ったドキュメンタリー。
②「ユーターン」
⇒かつてヨーロッパでGM作物生産のリーダー的存在だったルーマニア。そのルーマニアが2006年にGM作物栽培を禁止して、非GM生産国へと戻ろうとする動きを追う。
③「グローイングダウト」
⇒GM作物生産における農家の苦悩や、近隣の子どもたちの健康被害などを取材したドキュメンタリー。
④「食の選択」
⇒食品が「安い」・「便利」という基準で選ばれ、大量生産されている現状。それに対して、食は個人の暮らしや健康、環境や社会を大きく変えるものであり、有機的な生産が必要であるとの提案をした映画。
上映の他に、詩人のアーサー・ビナードさんの講演。
⇒アーサー・ビナードさんの講演では、「遺伝子組換え作物の導入で全てが変わってしまう」という言葉が印象的でした。上記の映画の中でも紹介をされていましたが、風で遺伝子組換え作物の種子が飛んできてしまい、繁殖してしまうなど望んでいないのに遺伝子組換え作物が拡がってしまうという問題が生じています。導入を防ぐためにも、各個人がこの問題の本質を理解して、きちんと声をあげていくことが大切であるとのお話をされていました。
今回の映画祭に参加をして、遺伝子組換え=よくないことだけで終わらせるのではなく、遺伝子組換えは何が問題であり、わたしたちの生活においてどのような影響が発生するのかを学習していくことが大事であることを学びました。
身近にあるものでも、知らないと危険だとわからないことがありますね。
ぜひ、あいち生協でも組合員向けに遺伝子組み換えのことを教えてほしいです。
遺伝子組み換えの表示もカタログでわかりやすくなっています。
あいち生協で力を入れている一つですので、みなさん気にしてほしいです。
コメント入力ありがとうございます。
あいち生協機関紙「歓びの木」でも、遺伝子組換えの問題をよりわかりやすく紹介していきたいと思っています。
組合員の皆さんに伝わるように、あいち生協の取り組みや、その他いろいろな事例などをお伝えしていきますね。